快適生活綴り
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東京の快適な一人暮し 快適な部屋8
<掘り炬燵のある居間>

 最近では洋室生活になってしまったので、畳の部屋に座るのが億劫というより、脚が痛いくらいに感じてしまう。
 だが、たった一つ、和室の生活でもう一度その思いに浸りきりたいものがある。
 それが
・掘り炬燵
である。

 部屋の真ん中に和室で使ういわゆる炬燵櫓に机になる板を置いてあるのだが、その四角い部分に足が入れられるようになっている。
 ちょうど畳に腰を降ろして床下に脚を伸ばしているというイメージだ。
 もし、その部屋を広く使う場合には、別に用意してある半畳の畳によりその部分をふさぐという仕組みだ。

 今でこそ炬燵といえば電気炬燵が当たり前、炬燵櫓の下に発熱装置が付いている形だが、当時は、掘り炬燵の足のさらに下の部分にちょうど
・七輪
が入る大きさになっており、そこへ
・練炭
を入れた七輪を置くという方式だった。
 練炭1個で1日以上長持ちするのである。

 むろん、足が火傷しないように、さらにカバーの網をかぶせるのだが、これが時間と共に熱せられると履いている靴下をいつのまにか焦がして、母親を悩ませた。
 今は、バーベキューの道具か、練炭自殺なるものに利用され、一酸化炭素発生機のように思われているが、時にはかくれんぼでその炬燵に中へ隠れたりしたことを思うと、決してその臭いは悪いものではなかった。
 いつの頃からか、練炭が電気あんかに代わり、そして現在のような炬燵櫓に直接設置されている方式になってしまった。

 最近では
・洋室でも使用できるようなハイタイプの炬燵(またはダイニングこたつ)
があるが、私ににとってはこれだとなんだか脚を伸ばした感触が異なるのである。

 きっと私と似たような思い出から生まれたのではないかと思うのが、
・高床式ユニット畳ボックス
である。
 一見ただの箱、収納ボックスのように見えるが、座る部分の上の地が畳で、これを四つ四方に並べて、さらに少し足の長い
・今風の炬燵
を置けば、擬似的に掘り炬燵に入ったような気分を味わえるだろう。
 
 あのポカポカとした暖かさは、一度入ると誰も出たがらず、そこから手の届く範囲でのことしかしないナマケモノを作り出していた。
 知らず知らず家族が集まり、一家団欒の場になっていたあの掘り炬燵が懐かしい。  
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[テーマ:快適な生活のために | ジャンル:ライフ]

【2007/10/21 19:49】 | 快適な部屋 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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